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マウスピース矯正の種類はいくつある?選ぶポイントや矯正成功のポイントをご紹介
最終更新日:2023.3.2

マウスピース矯正の種類はいくつある?選ぶポイントや矯正成功のポイントをご紹介

ワイヤー矯正に比べて目立たない点がマウスピース矯正の特徴ですが、いくつか種類があります。どのタイプを選べばよいのか、自分が目指す状態へと矯正するためには何が必要なのかご紹介します。

マウスピース矯正とは?

マウスピース矯正とは透明のマウスピースを装着して徐々に歯を動かし、歯列を整えていく矯正方法です。
マウスピース矯正のメリットは、目立ちにくい点と食事の際など自分で取り外しができることです。マウスピースを取り外した状態で歯を磨けるためケアがしやすく、虫歯や歯周病になりにくいという特徴もあります。さらにワイヤー矯正と異なり、矯正装置に金属が含まれていないためアレルギーの心配もありません。
マウスピース矯正のデメリットは、ワイヤー矯正より対応できる症例が少ないことです。ワイヤー矯正だと奥歯も含めて歯列矯正が可能ですが、マウスピース矯正には限界があります。また、上述したように自分で取り外しできるため、装着時間を守らなければ思ったような効果が得られない点も注意が必要でしょう。
マウスピース矯正(インビザライン)

マウスピース矯正の種類

一口にマウスピース矯正といっても、さまざまなブランドが存在します。それぞれ製作法、適応している症例に違いがあります。以下、ご説明します。

インビザライン

インビザラインは、1999年に米国アライン・テクノロジー社によって開発されたマウスピース矯正装置です。2020年10月時点で世界100カ国以上、延べ900万人を超える人々に使用されてきた実績があります。インビザラインは蓄積された世界中の膨大な症例をもとに、一人一人に合った治療計画をコンピューターによってシミュレーションします。
インビザラインの特徴のひとつは、奥歯を含めた全体矯正が可能なプランがあることです。一般的に、マウスピース矯正で全体矯正は難しい場合が多いですが、インビザラインの治療プランのひとつである「インビザライン・コンプリヘンシブパッケージ」では、治療期間が長くなり費用も高くなるものの、奥歯を含めた幅広い矯正治療が可能だとされています。

アソアライナー

アソアライナーは、矯正専門歯科技工所であるアソインターナショナル社が提供する、日本製のマウスピース型矯正装置です。高い技術力と安定した供給が特徴で、国内の多くの歯科医院で採用されています。インビザラインのマウスピースは、アメリカで製作されるため治療を始めるまでに約1カ月かかるのに対し、日本で製作されるアソアライナーだと最短10日で治療開始可能です。
インビザラインと同じく、コンピューターで歯の移動を測定・解析してマウスピースを製作しますが、適応できる症例の範囲が狭いとされています。そのため、奥歯の噛み合わせに問題のない前歯の歯列矯正が中心で、抜歯を伴うような大きな歯列矯正はアソアライナーでは治療は困難といえます。

エシックス

エシックスは1990年代前半に、ジャック・シェリダン氏(前ルイジアナ州立大学歯科矯正学講座教授)によって開発された矯正装置です。最初に型取りして製作したマウスピースを少しずつ調整しながら治療していくため、マウスピースそのものの交換は必要ありません。インビザラインやアソアライナーのように、コンピューターでシミュレーションを行わないため、費用を抑えることが可能です。適用できる症例は1~2本の歯の軽度な歯列矯正で、アソアライナーよりも適用範囲は狭いといわれています。

キレイライン矯正

キレイライン矯正は2017年に登場した矯正装置で、すきっ歯や歯のガタガタ、ねじれ、出っ歯など、主に前歯上下12本を対象にしています。歯型を採取したあと、歯科技工士が専用のマウスピースをデザインして製作します。キレイライン矯正という名称が示すとおり、主に審美目的でこの矯正装置を選ぶ方が多いようです。

自分に合うマウスピース矯正を選ぶポイントとは?

マウスピース矯正装置には、それぞれ特徴や適応範囲が異なります。自分に合うマウスピース矯正を選ぶ際のポイントを見ていきましょう。

症状

マウスピース矯正装置は、それぞれ治療範囲が異なります。そのため、最初に考えるべきなのは自分の症状、そしてどの程度まで治療を行いたいのかという点です。もし、奥歯を含めた全体の矯正が必要な場合は、マウスピース矯正ではなくワイヤー矯正のほうが適しているケースや、マウスピース矯正を希望する場合はインビザライン・コンプリヘンシブパッケージが選択に入ります。
前歯上下12本を対象にする場合は、複数のマウスピース矯正装置から選択できます。

治療期間

治療期間は基本的に、治療範囲で変わってきます。全体矯正を行うインビザライン・コンプリヘンシブパッケージでは、治療期間は1~2年程度が目安です。インビザラインでも前歯のみを治療する場合や、キレイライン矯正、アソアライナーであれば、症状にもよりますが4カ月~1年半程度の期間を要します。エシックスは、数カ月から半年程度といわれています。

費用

費用治療範囲や治療期間で異なり、インビザライン・コンプリヘンシブパッケージの場合は約80~100万円が目安です。インビザラインでも部分矯正の場合は約40~60万円、アソアライナーは約47万円~70万円程度になります。部分矯正をメインとしているキレイライン矯正は約21~38万円、エシックスは10万円程度が目安です。
これらの費用はあくまでも目安であり、各自の症状や目指すべき状態によって異なるため、歯科医師にしっかりと相談して、納得のいく治療計画を立てましょう。

マウスピース矯正でよく失敗する原因と対処方法

マウスピース矯正は手軽に行える歯科矯正ですが、失敗のリスクも伴います。よくある失敗の原因、対処方法をまとめました。

虫歯や歯周病になった

マウスピース矯正によって、虫歯や歯周病になるリスクがあります。原因は長時間にわたるマウスピースの装着で、口内環境が不衛生になるからです。矯正治療期間中はマウスピースを食事中は外し、食後に歯磨きをして再度装着が原則です。食事中もマウスピースをつけっぱなしだったり、食後にきちんとケアをせずにマウスピースを装着したりすると、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。マウスピースを外したらきちんとケースにいれて保管し、歯磨きなどで衛生的な状態を維持しましょう。

歯列矯正の効果が十分得られなかった

マウスピース矯正を数カ月、場合によっては1年以上続けたにもかかわらず、自分が思い描いていたような歯列矯正の結果が得られないことがあります。主な原因は、歯科医師の指示通りにマウスピースを装着していなかったことが挙げられます。
例えば十分な効果を得るために、1日20~22時間の装着時間が必要ですが、それよりも短かったり、治療段階に応じて順番に装着する必要があるマウスピースをきちんと着けなかったりなどが考えられます。
このような結果を生まないために、歯科医師の指示に従って装着時間を守りましょう。

まとめ

マウスピース矯正の種類と、失敗しないためのポイントをご紹介しました。自分の症状に合わせて最適な治療法を選び、十分な効果を得るためには歯科医とのコミュニケーションが欠かせません。信頼できる歯科医にまずは相談してみてはいかがでしょうか?

当院のマウスピース矯正についてはこちら

東京先進医療クリニックについて

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監修ドクターの紹介

非公開: 林 伸至
東京先進医療クリニック
歯科・口腔外科 診療部長
歯科新宿院院長 歯科医師
非公開: 林 伸至
Shinji Hayashi

学歴
2003年 愛知学院大学歯学部 卒業
経歴
2003年 医療法人林歯科医院 勤務
2009年 ロイヤルデンタル林 開業
2016年 中之島デンタルクリニック 院長
2018年 東京先進医療クリニック 入職
資格
Invisalign CERTIFICATE

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