
歯列矯正は、直接小顔効果をもたらすものではありません。しかし、矯正の結果フェイスラインが整い、小顔になったように感じることもあるでしょう。本記事では小顔効果が出やすい人の特徴や、どのような矯正治療で小顔効果が現れるのかを解説します。
歯列矯正とは?
歯列矯正とは矯正装置を用いて、歯並びや噛み合わせを正す治療方法です。歯列矯正には大きく分けて、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の2種類があります。ワイヤー矯正ではワイヤーと、それを通すアタッチメントを歯に装着して、ワイヤーの力で徐々に歯を動かします。マウスピース矯正は、患者さまの歯列に合わせてマウスピースを作成し、それを装着することで歯列を整えていきます。
下記記事では、歯列矯正の種類や費用相場について解説しています。歯列矯正の詳細を確認したい方は、ご覧ください。
歯列矯正には小顔効果があるのか
歯列矯正はあくまで歯並びや、噛み合わせを正す治療であり、小顔効果に直接結びつくものではありません。また、必ずしも小顔になるわけではなく、その効果を得にくい方もいます。しかし、歯列矯正によって、結果的に小顔になったように見えるケースも確かに存在します。もともとの歯並びや噛み合わせによっては、顔がふっくらしているように見える方もいるからです。
小顔効果が出るかもしれない歯の矯正
歯並びを整える
えらが張っている状態、または出っ歯、歯列が乱れている乱ぐい歯の場合は、歯並びを整えることで、小顔効果を得られるかもしれません。
えらが張っている原因は、2つ考えられます。骨格そのものが突出しているか、咬筋(こうきん)という顎の外側にある筋肉が発達しているかです。後者の咬筋が発達しているケースのえら張りでは、歯列矯正で咀嚼がしやすくなり、筋肉の発達が抑えられて小顔効果を実感できる可能性があります。出っ歯は上顎が下顎より突出している状態なので、矯正によって正しい位置に戻ればフェイスラインが整い、小顔になったように感じられるかもしれません。乱ぐい歯も同様に、歯列が整うことで前に出ていた歯が元の位置に収まり、口元がすっきりとして見えるでしょう。
下記記事では、歯列矯正で歯が動く仕組みや、ワイヤー矯正・マウスピース矯正などのメリット・デメリットを解説しています。矯正に関して気になる方は、ご覧ください。
噛み合わせを正す
歯列矯正は、噛み合わせを正す役割があります。噛み合わせが乱れていると、どちらか片方で噛む癖がついてしまい、フェイスラインの崩れを引き起こします。前述したえら張りの場合も、噛み合わせが悪く咀嚼時に余分な力が必要になり、咬筋が発達しているケースもあります。噛み合わせを正せば適切な力で咀嚼ができるので、筋肉の発達が抑えられてすっきりした顔立ちになることが期待できます。また、咀嚼のバランスの悪さは顔全体を歪ませてしまう恐れがあり、歯列矯正で嚙み合わせを正すことは、顔のバランスを正すことにもつながります。
親知らずなどの抜歯による矯正
歯列矯正では、歯を動かす空間を作るために抜歯をすることがあります。親知らずなどを抜歯すると、小顔になることもあります。骨格がはっきりとわかり、角ばったフェイスラインになっている方は、抜歯をすると顔立ちがほっそりするケースが考えられます。
マウスピース矯正
歯列矯正のなかには、マウスピース矯正があります。マウスピース矯正は、患者さまに合ったマウスピースを作成し、それを装着して少しずつ歯を動かしていく方法です。マウスピースを装着している間は、基本的に食事ができません。そのため、付け外しの手間から間食の回数が減り、ダイエット効果が得られる方もいます。
歯列矯正で小顔効果のでやすい人の特徴
お口周りの骨格が良くわかる方
骨格がはっきりとわかるフェイスラインの場合、矯正時の抜歯や歯列の調整で顔がすっきりして見えることがあります。
えらが張っている方
咬筋が発達してえらが張っているように見える方は、歯列矯正で小顔効果を得やすいでしょう。矯正によって歯並びや噛み合わせが整い、余分な力を入れずに咀嚼ができるようになるからです。咬筋は咀嚼時に力を入れたり、歯を食いしばったり歯ぎしりをしたりすると発達していきます。食いしばりや歯ぎしりは、歯並びや噛み合わせの悪さが原因のケースもあります。これらが原因の場合は、歯列矯正で食いしばりや歯ぎしりが改善され、結果として小顔効果に期待できるでしょう。
顔の下部分がふっくらしている方
顔の下半分がふっくらしている方は、歯列矯正に伴って抜歯をすると顔立ちがすっきりする可能性があります。
まとめ
歯列矯正とは、ワイヤーやマウスピースなどの矯正装置を用いて、歯列や噛み合わせを正す方法です。歯列矯正は、直接的に小顔効果とは結び付きません。しかし、矯正中に歯並びを良くしたり嚙み合わせを改善したりすると、フェイスラインがすっきりするケースはあります。例えば、出っ歯や乱ぐい歯の場合、矯正で歯列が元の位置に戻ると、顔立ちも整うでしょう。このように、矯正治療で小顔効果を得やすい方もいれば、そうではないケースもあります。あくまで小顔効果は副産物として考え、矯正の本来の目的を見失わないようにしましょう。
下記では、当院のマウスピース矯正治療について解説しています。マウスピース矯正が気になる方は、ぜひご覧ください。
東京先進医療クリニックについて

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監修ドクターの紹介

学歴
2003年 愛知学院大学歯学部 卒業
経歴
2003年 医療法人林歯科医院 勤務
2009年 ロイヤルデンタル林 開業
2016年 中之島デンタルクリニック 院長
2018年 東京先進医療クリニック 入職
資格
Invisalign CERTIFICATE
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