
素早く白さを実感できるホワイトニングは、オフィスホワイトニングだといわれており、1回の施術で変化を感じられるでしょう。一方、ホームホワイトニングは2週間~3週間程度かかるものの、白さの持続性が高いです。本記事では、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニングにおいて、白さを実感できるまでの時間や回数、効果を得られにくい方の特徴を解説します。
種類別ホワイトニングにかかる時間や回数
オフィスホワイトニングにかかる時間や回数
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行うホワイトニングです。有資格者によって行われ、ホームホワイトニングよりも濃度の高い薬剤を使用する分、短時間で白さを実感できます。下の表では、白さを感じられるまでの施術回数や通院回数、持続期間、特徴をまとめました。
施術時間 | 1回30分~60分(初回のみ90分~120分) |
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通院回数 | 1回~3回(週1回の通院が目安) |
持続期間 | 3カ月~半年程度 |
特徴 | 過酸化水素が入った薬剤を用い、色素を分解し歯を白くする |
オフィスホワイトニングは1回の施術で、白くなったと感じられることが多いです。下記の記事でオフィスホワイトニングの効果やメリット、デメリット、費用相場などを解説しています。オフィスホワイトニングを考えている方は、ご覧ください。
オフィスホワイトニングとは?効果・メリット・デメリットを紹介
ホームホワイトニングにかかる時間や回数
ホームホワイトニングはマウスピースを使用し、自宅でホワイトニングを行う方法です。歯科医院で自分専用のマウスピースを作成し、それに薬剤を塗布して装着します。下記では、マウスピースの装着時間や通院回数などをまとめました。
マウスピース装着時間 | 1回30分~2時間(薬剤によって異なる) |
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マウスピース装着期間 | 2週間~3週間 |
通院回数 | 最低2回 |
持続期間 | 1年~2年程度 |
特徴 | 過酸化尿素を代表とする過酸化物が入った薬剤を用い、有色物質を分解し歯を白くする |
ホームホワイトニングは、通院初回時にマウスピースを作成し、2回目の通院でマウスピースと薬剤を受け取ります。オフィスホワイトニングと比べて白くなるまで時間がかかりますが、効果の持続期間が長いです。
下記記事で、ホームホワイトニングの特徴やメリット、デメリットなどについて解説しています。ホームホワイトニングを検討している方は、ご覧ください。
ホームホワイトニングとは?効果とオフィスホワイトニングとの違いを紹介
デュアルホワイトニングにかかる時間や回数
デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを、併用する方法です。下表に、デュアルホワイトニングの流れや持続期間をまとめました。
理想の白さまでの期間 | 1カ月~3カ月 |
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流れ | 1年~2年程度 |
特徴 | 通院1回目:マウスピース作成とオフィスホワイトニング 通院2回目:マウスピースの受け取り、薬剤塗布などの説明 3回目以降:定期的な白さの変化チェック |
持続期間 | 即効性と持続性がある |
オフィスホワイトニングで1度白くしてから、より理想の白さへ近づけるためにホームホワイトニングを実施します。初回のオフィスホワイトニングで白さを実感できるので、即効性があります。その後にホームホワイトニングも行うので、理想の白さを素早く長く感じられるでしょう。
1回のホワイトニングでは色は戻りやすい
オフィスホワイトニングやデュアルホワイトニングは、1回の施術で白くなったことを感じやすいですが、色が戻ってしまう「後戻り」が発生しやすいです。後戻りの原因は飲食などによる再着色と、歯の再石灰化の2つです。再石灰化は、口内で常に起きている現象で、歯はエナメル質が失われると新しくエナメル質を結成し、健康な状態の歯に戻そうとします。これにより、元の色になってしまうのです。
後戻りを抑えるためには、ホワイトニング後24時間以内は色の濃い飲食物を摂取しないことや、歯科医院で定期的なクリーニングを受けることが重要です。また、オフィスホワイトニングの場合は、ホームホワイトニングを併用することで、後戻りを防ぐ効果を得られます。
下記記事では、ホワイトニングを持続させるポイントなどを解説しています。
ホワイトニングの効果を感じる回数とは持続期間や長持ちさせるポイントをご紹介
ホワイトニングの効果が得られにくい人の特徴について
ホワイトニングの効果の得られやすさは、個人差があります。時おり、下記を原因として効果が得られにくい方もいます。
・ 加齢による黄ばみ
・ エナメル質が薄い
・ 子どもの頃に使用した薬
歯は年を重ねるとともに、黄色がかっていきます。歯の表面にあるエナメル質が、徐々に薄くなり、内部にある象牙質の色が透けて見えるようになるためです。象牙質はもともと少し黄色いので、透けると黄ばんで見えてしまいます。酸性の飲み物によりエナメル質が溶けてしまう酸蝕が起きている場合も、中の象牙質が透けて歯が黄色く見えます。
また、子どもの頃にテトラサイクリン系の抗生物質が入っている風邪薬などを服用していると、歯の色がグレーに変色している場合があります。テトラサイクリンは歯の変色が認められて以降、ほとんど使用されていません。
いずれの場合もホワイトニングの効果は得られにくいですが、無効ではありません。まずは、歯科医院に相談してみましょう。黄ばみの原因や、どの程度白くできるかなどを教えてくれるでしょう。
まとめ
ホワイトニングは、その種類によって必要な期間が異なります。素早く白さを実感できるのはオフィスホワイトニングですが、持続性はあまりありません。一方、ホームホワイトニングは2週間~3週間程度を要するものの、白さの持続性は高いです。そしてデュアルホワイトニングであれば、即効性と持続性を期待できるでしょう。ホワイトニングはその効果を感じにくい方もいますが、全く白くならないわけではありません。歯の黄ばみや変色が気になる方は、一度歯科医院に相談してみましょう。
当院のホワイトニングとホワイトニング料金については、下記記事をご覧ください。
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監修ドクターの紹介

学歴
2003年 愛知学院大学歯学部 卒業
経歴
2003年 医療法人林歯科医院 勤務
2009年 ロイヤルデンタル林 開業
2016年 中之島デンタルクリニック 院長
2018年 東京先進医療クリニック 入職
資格
Invisalign CERTIFICATE
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