ジルコニアとは？メリットとデメリットを徹底解説！

セラミック治療で使用する素材のひとつに、ジルコニアセラミックがあります。ジルコニアセラミックのメリットは、奥歯にも使用できる、割れにくい、汚れがつきにくいなどです。対してデメリットには、研磨と調整が難しい、歯を削る量が多くなる場合がある、治療費が高額になりやすいなどが挙げられます。今回は、ジルコニアセラミックの9つのメリットと、4つのデメリットを徹底解説します。

ジルコニアとは

ジルコニアは二酸化ジルコニウムのことで、人工ダイヤモンドともいわれています。ジルコニアは主に宝飾品に使用されていましたが、近年では歯科治療でも使用されるようになりました。人工ダイヤモンドと呼ばれることからもわかるように、強度と耐久性に優れています。

また、他のセラミック治療と同様に審美性に優れており、金属アレルギーのリスクもありません。ジルコニアは加工が難しい素材ですが、近年の技術の進歩によって天然歯に近い白さと透明感に仕上げることができるようになりました。

ジルコニアのメリット9つ！

ジルコニアの概要がわかったところで、今度はメリットを見ていきましょう。ジルコニアセラミックには、9つのメリットがあります。

歯ぎしり・食いしばりが強い奥歯にも使用できる

ジルコニアセラミックなら、噛み合わせが強い奥歯や歯ぎしり・食いしばりがある人に使用しても、割れる心配はほとんどありません。もちろん、前歯にも使用できるので、汎用性に優れた素材といえます。

ただし、歯ぎしり・食いしばりが長期にわたると、それだけ大きな負担がかかり割れるリスクが高まります。これを防ぐには、定期健診で詰め物・被せ物の状態をチェックしてもらいつつ、歯ぎしり・食いしばりの治療を受けることが大切です。

顔に衝撃を受けても割れにくい

ジルコニアセラミックは強度に優れているため、顔に強い衝撃を受けても割れる心配がほとんどありません。口の中の粘膜を切ったり、天然の歯質が割れたりする恐れはありますが、ジルコニアセラミックそのものは割れることはほとんどないでしょう。

絶対に割れないとは言い切れないので、顔に衝撃を受けた際に詰め物・被せ物の破損を確認した際は、速やかに歯科医院を受診してください。

金属アレルギーにならない安全な材料

金属を含む詰め物や被せ物は、金属アレルギーを引き起こす原因になる場合があります。しかし、ジルコニアセラミックはメタルフリー素材のため、金属アレルギーの方も利用しやすくなっています。

見た目が自然になる審美的な白い色と透明感

ジルコニアセラミックは、天然歯に近い色を再現しやすく透明感も高いことから、他の歯の色に馴染ませやすいのもメリットです。

変色が少ないため、審美性が半永久的に続く

ジルコニアセラミックは、表面に色素沈着を起こしにくい素材です。そのため、変色が少なく黄ばむリスクも低いといわれています。

インプラントや義歯、ブリッジなど幅広い治療設計が可能

強度と耐久性に優れていることから、ジルコニアセラミックは詰め物や被せ物以外に、インプラント・ブリッジ・入れ歯など、さまざまな用途に使用可能です。

汚れがつきにくいので、清潔を保てる

ジルコニアセラミックの表面は滑らかで汚れが付きにくく、清潔に保ちやすいメリットもあります。

仮止めで経過観察ができる

ジルコニア以外のセラミックは、基本的に仮止めができません。しかし、ジルコニアセラミックは強度が高いので、仮止めをして経過観察ができます。

ジルコニアのデメリット4つ！

ジルコニアセラミックは万能な素材ではないため、メリットだけでなくデメリットもあります。ここからは、ジルコニアセラミックの4つのデメリットをお伝えします。

研磨と調整が難しい

詰め物・被せ物を入れるときに重要なのは、歯の形にぴったり合わせることです。歯と補綴物の形が合わない場合、すき間が生じます。そのすき間に糖分や歯垢が溜まると、むし歯が再発する恐れがあるのです。むし歯が再発して再治療が必要になれば、天然の歯質を削ることになり、歯の寿命が縮みます。

ジルコニアセラミックは非常に硬い素材のため、研磨が難しく、歯にぴったり合わせるための微調整が困難です。

ただし、ジルコニアセラミックを含め、セラミック素材は歯との接着性に優れているため、適切に研磨・調整ができれば、むし歯が再発するリスクが低くなります。

歯科医師の質が治療結果を左右しやすい

ジルコニアセラミックは研磨・調整が難しい素材のため、歯科医師の質が治療結果を左右してしまうといえるでしょう。

歯を削る量が多くなってしまう場合がある

ジルコニアセラミックを用いた治療では、どうしても歯を削る量が多くなる傾向があります。ジルコニアセラミックは、ジルコニアの表面をポーセレンと呼ばれるセラミックで覆う二重構造になるからです。厚みがあるものをフィットさせるには、歯を多く削る必要性が生じます。

保険が効かずに自費診療なので、高額になりやすい

ジルコニアセラミックを使用した治療は、基本的に自費診療となります。そのため、治療費が高額になりやすいといえます。

ジルコニアのご相談・診療・治療も承ります｜東京先進医療クリニックのご案内

ジルコニアセラミックによる治療を検討されている方は、東京先進医療クリニックにご相談ください。当院のジルコニア治療の特徴は、以下の3つです。

• 白さを追求できるPUREシリーズ
• 被せ物は3年間・詰め物は1年間の保証付き
• 無痛治療が可能な麻酔を用意

当院では、世界一の白さを追求できる「PUREシリーズ」を提供しています。「PUREシリーズ」とは、ジルコニアセラミックを使用して、当院で独自開発した被せ物（クラウン）です。自然な見た目を保ちつつ、周囲の人に美しさで差をつけたい方には特におすすめです。また、被せ物には3年間、詰め物には1年間の保証を付けており、治療後に問題が生じても相談しやすくなっています。オプションで笑気麻酔と全身麻酔を利用できるため、無痛治療も可能です。他の歯科医院で被せ物をした歯の再治療にも対応していますので、ジルコニアに関することならお気軽にお問い合わせください。

まとめ

ジルコニアセラミックには、奥歯にも使用できる、金属アレルギーの方も利用しやすい、仮止めで経過観察ができるなどのメリットがあります。しかし、研磨と調整が難しい、歯科医師の質が治療結果を左右しやすい、などのデメリットにも注意が必要です。こうしたメリット・デメリットを踏まえた上で、自分に合った素材かどうかを判断しましょう。

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