
誰もが憧れる白い歯は、相手に与える第一印象を左右してしまいます。白い歯を手に入れるための治療として知られているホワイトニングですが、保険適用されるかが気になります。ここでは、ホワイトニングに保険は適用されるのか、またほかの治療についても保険適用の可否を説明します。
ホワイトニングは保険対象外
結論から述べると、ホワイトニングは保険対象外です。
そして、歯のクリーニングには大きく分けて2種類あり、歯周病予防のための治療と、審美目的のものです。歯周病予防のための、歯石や歯垢の除去は保険適用される場合がありますが、審美目的の治療は保険対象外です。ホワイトニングは一般的に審美目的とみなされるため、保険対象外になるのです。
保険対象外のホワイトニングの費用ですが、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングで異なります。オフィスホワイトニングとは過酸化水素を薬剤として使用し、歯科医院で行うホワイトニングで、一般的には週1回の通院で3~5週間ほどかかります。ホームホワイトニングは1日1~2時間程度、薬剤を入れたマウスピースを2週間から1ヵ月ほど装着して歯を白くする方法です。オフィスホワイトニングは2~5万円程度、ホームホワイトニングは2~10万円程度といわれています。
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その他の保険対象外の治療
他にも、審美目的で行われる保険対象外の治療があります。
歯のマニキュア
歯のマニキュアとは、歯の表面に白い塗料を塗布して、歯を白く見せる方法です。ホワイトニング同様に保険対象外で、費用は前歯6本で1万円前後などとセットになっていることが多いようです。
セラミックなど被せもの
セラミックなどの被せものを用いた治療も、審美目的であるため保険対象外です。セラミック歯と、ホワイトニングの違いは持続性です。セラミックは5~10年ほどの耐久性がありますが、ホワイトニングは半年から1年ほどすると次第に変色し、そのまま何もしなければ元の色に戻ってしまいます。セラミックは天然の歯と同じような自然な色合いを持ち、歯列に合わせて加工できるため、歯並びもきれいに見せることができます。セラミックだけで作成するオールセラミックの他に、一部金属やジルコニア(人工ダイヤモンド)を使ったものもあります。どのような材質を用いるかで費用は異なりますが、一般的にセラミックの被せものは8~18万円程度が目安です。
歯のクリーニングは保険対象
歯のクリーニングは審美目的というよりは、歯周病予防目的であるため保険対象になります。費用の目安は3割負担の場合、3,000円程度です。
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クリーニングの概要
保険が適用される、クリーニングの主な目的は歯周病予防です。そのためクリーニングのメインは、歯周病悪化の原因となる歯石の除去です。歯科医院ではまず歯の状態をチェックし、専用器具を使って歯の表面にこびりついた歯石を落とします。定期的に歯のクリーニングをしていれば1回の通院でクリーニングは終了しますが、歯石の付着がひどければ数回に分けて治療が行われることもあります。
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クリーニングの効果
クリーニングでしっかりと歯石を除去した場合、歯周病予防になるだけではありません。ホワイトニングのような一見して分かる変化はありませんが、健康な歯と色を維持させます。
ホワイトニングとクリーニングの違い
ホワイトニングとクリーニングの違いを、3つのポイントにまとめました。
1.治療目的
ホワイトニングは審美目的、クリーニングは歯周病予防
2.保険適用の可否
原則としてホワイトニングは保険適用不可、クリーニングは適用可
3.治療方法
ホワイトニングは薬剤を使用したり、被せものをしたりして白く見せる。クリーニングは歯石を除去する。
安く白くするには?
クリーニングによって歯石と色素を除去できますが、審美的に目立った効果が得られるわけではありません。とはいえホワイトニングは費用がかかるため、なかなか踏み切れないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、歯を安く白くする方法を3つに分けてご紹介します。
市販のホワイトニング用アイテムを使用する
1つ目は、市販のホワイトニング用アイテムの活用です。さまざまなアイテムがありますが、以下では主な3つのタイプを挙げます。
1.歯磨き粉タイプ
毎日使う歯磨き粉を変えることで、ホワイトニング作用を期待するものです。ジェルタイプ、ペーストタイプ、粉タイプなどがありますが、ホワイトニング成分としてピロリン酸ナトリウムやポリリン酸ナトリウム、ハイドロキシアパタイトなどが含まれているのが特徴です。1,000円以下のものから、1万円程度のものまで価格帯はさまざまです。
2. 消しゴムタイプ
歯の表面に付着したステインを、研磨剤が入ったホワイトニングアイテムでこすって落とすためのものです。ただ、強くこすると健康な歯も削れてしまうので注意が必要です。一般的に1,000円前後で購入できます。
3. ホワイトニングシール(テープ)
漂白作用がある薬剤のついたシールやテープを歯の表面に張り付け、しばらくして剥がして使います。即効性がありますが、均一に貼るのは難しく、歯の色にムラができてしまうというデメリットもあります。1,000~5,000円程度で購入可能です。
サロンにてホワイトニング
ホワイトニングサロンでホワイトニングするメリットは、歯科医院よりも費用が安いことです。また、歯科医院と異なり土日祝日や夜も営業している場合が多く、利用しやすいのも特徴です。ただし、歯科医や歯科衛生士が在籍していない民間の施設のため、専門的な治療は期待できません。キャンペーンなどを利用すれば数百円でホワイトニングできるサロンもありますが、通常は1回5,000円程度が費用の目安です。
専門医院にてホワイトニング
ホワイトニング専門医院のメリットは、手軽で作用の高い薬剤を海外から大量輸入したり、スタッフの人件費を抑えたりなどで、治療費用を抑えられている点です。加えてホワイトニング専門であり、スタッフは経験豊富です。ただし、ホワイトニングのみに特化しているため、歯に関する総合的な治療は期待できません。
費用については、オフィスホワイトニングは5,000~30,000円程度、ホームホワイトニングであれば15,000~35,000円程度が相場です。
まとめ
ホワイトニングには保険が適用されず、費用が高いと感じるかもしれません。しかし、保険適用のクリーニングや、他のホワイトニンググッズなどを利用する方法もあります。自分の歯の状態と費用面などを比較検討して、最適な治療法を選択することをおすすめします。
東京先進医療クリニックについて

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監修ドクターの紹介

学歴
2003年 愛知学院大学歯学部 卒業
経歴
2003年 医療法人林歯科医院 勤務
2009年 ロイヤルデンタル林 開業
2016年 中之島デンタルクリニック 院長
2018年 東京先進医療クリニック 入職
資格
Invisalign CERTIFICATE
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