オフィスホワイトニングとは？効果・メリット・デメリットを紹介

白い歯を保つには毎日のお手入れが欠かせませんが、短期間で白い歯を手に入れるためにはホワイトニングもひとつの選択肢といえるでしょう。ホワイトニングには「オフィスホワイトニング」、「ホームホワイトニング」、「デュアルホワイトニング」の3種類がありますが、以下ではオフィスホワイトニングに焦点を当てて、その効果やメリット・デメリットについてご紹介いたします。

オフィスホワイトニングとは

オフィスホワイトニングとは歯科医院で有資格者に行ってもらうホワイトニングのことです。使用するのは、自宅で行うホームホワイトニングよりも高濃度のホワイトニング剤ですし、過酸化水素のため歯の表面の汚れをすぐに落としてくれます。そのため、一般的にオフィスホワイトニングはホームホワイトニングよりも短期間で効果を実感できるといわれています。

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オフィスホワイトニングの効果

オフィスホワイトニングで使用するホワイトニング剤は過酸化水素です。過酸化水素が歯の内部に浸透することで、色素が分解され歯が白くなるのです。場合によっては特殊な光を照射して薬剤の効果を高めます。即効性が高いため、歯が黄ばんでいたり、くすんでいたりする方も1回の施術で日本人の平均的な白さまで戻ることは可能です。その後3～6回の施術を行い、自分が目指す白さに近づけますが、人から見ても白いと思われるレベルまで引き上げることは簡単ではありません。また最初の施術から2～3ヶ月後に元の色へと戻り始めることがあるため、白さを維持したければ施術を定期的に続けるのが理想です。

オフィスホワイトニングのメリット

オフィスホワイトニングを行うことでどのようなメリットがあるのでしょうか？以下、4つ挙げましょう。

短期間で効果を実感できる

オフィスホワイトニングの最大の特徴は短期間で効果を実感できることです。個人差はありますが、1回30～60分の施術を1～3回行えば白さを感じられるといわれています。

歯科医に施術してもらえる

オフィスホワイトニングは歯科医院で行われます。専門家である歯科医に施術してもらえるので、白さにムラが出るなどの心配も少ないです。加えて施術中に痛みなどの不測の事態が生じた際、すぐに専門的な治療を受けられるのもメリットです。

口内環境の改善や虫歯予防につながる

最初から最後まで歯科医院でホワイトニングの施術が行われるため、歯科医に口内環境をチェックしてもらえます。ホワイトニングの前には歯石の除去も行うため、口内環境の改善や虫歯予防、病気の早期発見にもつながるといえます。

拘束時間が少ない

ホームホワイトニングは、白さが定着するまでマウスピースの装着を2～3週間続けなければなりません。その間マウスピースのお手入れも必要であり、お仕事が忙しい方にとって負担になる場合があります。その点、オフィスホワイトニングは歯科医院に足を運ぶ必要はあるものの、初回は90～120分程度と長めですが、その後は平均して30～60分程度で終わるためホワイトニングのための拘束時間はホームホワイトニングに比べて少ないといえるでしょう。

オフィスホワイトニングのデメリット

メリットだけ挙げるとよいことばかりに見えるオフィスホワイトニングですが、デメリットももちろんあります。どのホワイトニングにするか決める際はメリットとデメリットの両方を検討することが大切です。

費用がかかる

ホームホワイトニングは3週間程度かけて歯を白くしていき、費用は総額10万円程度とお考え下さい。それに対して、オフィスホワイトニングは1回の施術で5万円程度かかる場合もあります。通常は3～6回施術することを考えると、費用はホームホワイトニングよりも割高になる可能性は高いでしょう。

元の色に戻るのも早い

ホームホワイトニングは少しずつ白くしていくため時間がかかりますが、効果の持続期間はオフィスホワイトニングよりも平均的に長めだといわれています。個人差はあるものの、オフィスホワイトニングは3カ月を過ぎた頃から元の色に戻り始めることもあるため、施術を継続する必要があります。

すぐに治療を受けられないことがある

オフィスホワイトニングのメリットは即効性であるため、面接や重要な仕事の直前に歯科医院にかけこんで歯を白くしてもらうことを期待するかもしれませんが、どんな状態でもこちらが希望するタイミングで施術をしてもらえるわけではありません。オフィスホワイトニングの場合、ホワイトニング剤が歯周病や虫歯の患部に付着すると症状が悪化する危険性があるため、先に治療が優先されることもあります。

施術ができない場合がある

オフィスホワイトニングは誰でも受けられるわけではありません。例えば、ホワイトニングは天然の歯を対象にしているため、入れ歯やブリッジ、インプラントなどの人口歯には効果を期待できません。また、歯を覆っているエナメル質形成不全症、歯の本体ともいえる象牙質形成不全症の場合も、歯の神経が刺激を受け強い痛みを伴う場合がありますし、十分なホワイトニング効果が望めない可能性もあります。

オフィスホワイトニングの施術後の注意点

オフィスホワイトニングの後は、ホワイトニング剤の影響で歯の表面が溶けやすくなっているため、酸の強い飲み物や食べ物は避けたほうがよいでしょう。また、歯は色素沈着しやすい状態になっていますので、タバコやカレー、コーヒー、赤ワインなどの摂取も控えましょう。

オフィスホワイトニングの費用相場

オフィスホワイトニングは1回あたり13,000円～55,000円で、使用する薬剤によって費用が異なります。一般的には3～6回の施術を行います。

まとめ

以上、オフィスホワイトニングの効果やメリット・デメリットをご紹介しました。ホームホワイトニングなどとよく比較して、自分に合った方法を選びましょう。より詳しい情報を知りたい方は歯科医と相談するのもよいかもしれません。